総合職
台湾プロジェクト事務所
中嶋 ⿇妃
2016年度入社 外国語学部卒
チームで一丸となって栄光を勝ち取る。9歳から始めたバレーボールでキャプテンを務めた経験が入社の意思を後押しして、現在の仕事に活きていると思います。仲間と共に目標を達成することに大きな喜びを覚え、国籍や文化の異なる人達と経験を分かち合いたいと思い、大学では1年間のアメリカ交換留学を経験しました。海外での経験を通して“文化や価値観が違う人達とチームとして取組める仕事がしたい”と思うようになったのです。90%が海外取引で大規模プラントを扱う当社であれば自分の想いを叶えられると感じ、総合職としての入社を決めました。現在の仕事は、海外の企業やスタッフ達と“One Team”としてプロジェクトを進めていくこと。経験豊かな仲間と共に共通のゴールを目指すこと、それはグローバルなプロジェクトを扱う商社だからできることです。就活時に描いていた熱い想いは現在の仕事と一致していると感じており、当社を選んで本当に良かったと思っています。
現在は台湾にて、発電所などのインフラ設備建設に関わるプロジェクトマネージャーを2021年12月から務めています。建設工事を進めていく上で予測不能な様々な問題が発生しますが、契約上の納期と性能を守り、採算を確保しながら着実に工事を進めるために、会社を代表してコンソーシアム(※)メンバーと共に戦略を考え、顧客と交渉。すべての関係者をリードしていくのが、プロジェクトマネージャーの重要な責務であると認識しています。台北の事務所やプラント建設現場で、顧客やパートナー企業と密にコミュニケーションを取りながら、問題を予見して戦略・解決策を考え、交渉・折衝を行っています。同時に台北市内にあるプロジェクト事務所の所長代理も務めており、ローカルスタッフと共に、事務所の運営全般に関わる会計・税務・人事対応も行っています。
※コンソーシアム(consortium):企業や組織が共通の目的のために集まった共同事業体。
入社以来、EPC(※1)案件を担当してきましたが、飽きることがありません。印象深いのは、入社2年目に担当したトルクメニスタンでの肥料プラント建設案件です。完工(※2)まで現地にいましたが、建設の初期段階から最後まで関わり、肥料の生産の瞬間を深夜に見に行って、興奮してみんなで抱き合いました。案件に携わった一員としてその場にいる喜びに包まれ“これがプラントの仕事なんだ”と感動で鳥肌が立ちました。当社のEPC案件は、入札等を通して契約締結までを担う受注業務と、受注後の契約を遂行する業務の2つに大きく分かれます。設計・調達・建設で概ね2〜3社とコンソーシアムを組む中で、私たち商社は各社をまとめ、客先である施主側と交渉・調整しながらプロジェクトを推進する役割です。これまで担当してきた契約遂行業務により培った現場経験を活かして、新しい案件の受注活動、そしてプロジェクト受注につなげられるような存在になりたいです。
※1 EPC(Engineering, Procurement & Construction):建設工事一括請負契約
※2 完工:工事の完了
台湾のローカルフードが大好きで、休⽇にはお店を回って台湾食を楽しんでいます。屋台も多くどこも活気があって、お店によって味も雰囲気も異なります。行ったお店は100軒以上。台湾に駐在している間に食の面でも積極的に開拓していきたいです。週末には台湾国内で旅行に行くこともあります。1泊2日で台湾南部に行ったり、東部に行ったり。また、台湾の方と一緒にバレーボールのサークルにも積極的に参加しています。
※社員の所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。