奥村 倖子
インフラプロジェクト本部
2018年度入社
経済学部卒
上田 芳樹
BX本部
2018年度入社
経済学部卒
荻野 公美
経理部
2018年度入社
国際政治経済学部卒
松隈 宏樹
宇宙航空機本部
2018年度入社
国際日本学部卒
学生時代に発展途上国を旅した際、世界には貧しい暮らしをしている人が想像以上に多いという事実を目の当たりにし、衝撃を受けました。それが世界各国の生活水準の底上げに寄与したいという志につながり、輸出入を通じて社会インフラの整備に携わる機会の多い当社を選ぶきっかけとなりました。
私も松隈さん同様、学生時代の海外経験がきっかけです。タイに留学していたのですが、交通網の整備されていないバンコクでは道路の渋滞がひどく大気汚染も深刻でした。こうした大きな社会問題の解決に貢献したいと思ったことが、入社動機です。
私は小学5年生から中学3年生までアメリカで暮らしており、そこで培った英語力を活かしたいというのが出発点でした。当社を選んだのは、2人と同じく、インフラ輸出を通して他国の経済、産業の発展に貢献できると考えたからです。
みんな、会社選びの“軸”は同じですね。私も高校生の頃から発展途上国の人々に貢献する仕事に興味があり、一時はNPOなどにも関心を持っていました。しかし発展途上国とWin・Winの関係を築きながら成長を支援するにはビジネスとして取組んだ方が成果が出やすいのではと考え、発電所や交通システムなど人々の生活に直結する商材を扱っている当社を選びました。
話を聞いていると、業務は違っても同じ志でつながっている仲間だということをあらためて実感しました。私は入社以来、航空自衛隊が保有する戦闘機等に搭載される製品の輸入調達業務を行っています。入社前に描いていた仕事とは異なりますが、日本の安全保障という重要なインフラに携わるという点で、やりがいや誇りに変わりはないと感じています。
私は営業志望でしたが、実際に配属されたのは経理部門でした。ちょっと驚いたのは事実です。しかし一般的な会計や決算といった経理業務だけにとどまらず、インフラ関連のプロジェクトの組成や履行に際して税務面、会計面からのアドバイスが求められています。経理というイメージを超え、想像以上に深く踏み込んでプロジェクトに携われていることに、入社時と変わらない志のもとでのやりがいを感じています。
入社当初から中東カタール向けの鉄道案件に携わり、まさに学生時代に描いていた一国のインフラ整備に携わる仕事ができている実感があります。現地に長期出張した際は、私が携わった案件の車両が実際に走っている様子を見て感動しました。現在も引き続き中東向けの新たな案件の立ち上げ業務に携わっています。
現在私は東アジアで当社がこれまでに建設した発電所のアフターサービスを担当しています。ネジ1本の交換から数100億円をかけたリハビリ案件まで、仕事の幅は広いですね。電力は人々の生活を根底から支えるものですから、責任の重さを感じながら取組んでいます。香港出張で“100万ドルの夜景”を目にしたときは、この灯りの一部を支えているんだと誇らしく思いました。
風通しがとてもいいですね。私たち若手に対しても常に意見を求められるし、会社をより良くするための発言や提案をする機会も多いです。業務についても主担当として裁量を持って任せてもらえる環境だと感じます。
人と積極的に関わることの好きな社員が多いと感じます。商社というと縦割りのイメージがあるかもしれませんが、当社は部署の垣根を越えた情報共有は自然ですし、勉強会等を通じて互いの知見を吸収しています。
私も2人と同じ意見で、部署や年次を問わず社員同士の交流が盛んだと感じます。また仕事の裁量が大きく、一人ひとりに主体的に考えて行動することが求められています。それが荻野さんの言う“常に意見を求められる”ということにつながっているのでしょう。
一方で、組織としてのまとまりを大切にする風土もあると思いませんか。確かに「君はどう思う?」と問われることは多いですが、それは決して個人の好きにすればいいというわけではなくて、それぞれの主体的な考えを引き出した上で、組織としての最適解を導き出そうとする姿勢だと思います。
各自が主体的に考えて行動することが推奨されているし、大きな裁量を持たされているけれども、決してほったらかしではありません。松隈さんの言うようにしっかりした組織があった上での、個人としての裁量権の大きさだと思います。
主体的に取組んだ結果、ミスや失敗が起きることもあるでしょう。そんなときには組織としてフォローしてくれるのは間違いありません。社員が問題を抱え込む必要はないし、組織が支えてくれているという安心感があるから、大きな裁量を持たせられても臆することなく仕事に向き合えると思うんです。上司や先輩も「思い切って挑戦しろ」と言ってくれます。
私は仕事で様々な部署の様々なプロジェクトについて、会計や税務上のリスクがないか、相談を受ける立場にあります。普段の業務からもリスクマネジメントに対して真剣な会社であることを実感します。
コンサバという言葉にはネガティブなイメージがありますが、当社のカルチャーは、いい意味でコンサバだと思うんです。つまり皆さんが言うように組織を大切にするということですね。何かあったら組織として対応してくれるから、若手もひるむことなく挑戦することができ、成長につながっていくと思います。
なんと言ってもその国のインフラを支えるダイナミックなプロジェクトに携われることです。私の担当している鉄道インフラの場合、契約締結となってから実際に鉄道が走るまで何年もかかることがあります。その間、政府レベルの方をはじめ、実に多様な立場の方と一緒に仕事をします。鉄道に対する期待の大きさを感じながら仕事をしています。
奥村さんの言うように、スケールの大きさは魅力ですね。インフラを支えるプロジェクトの多い当社ならではでしょう。私は発電所の仕事を担当しているので、自分が契約受注・履行に関与した発電所がその国の産業や住民の暮らしの礎となっていることに醍醐味を感じます。
私の場合は官公庁を相手にしたビジネスというスケールの大きさに魅力を感じています。安全保障という責任の重さから、仕事のときは常に背筋が伸びる思いです。
カーボンニュートラルを目指す流れの中、発電所についても火力やガスから再生可能エネルギーへとダイナミックにシフトしているところです。大きな転換期であることは間違いないでしょう。私の手がけるアフターサービスの業務でも、例えばアンモニアや水素を燃料とした発電に関するトピックが目に触れる機会が増えてきました。カーボンニュートラルの推進は世界的な動きですから、若手でありながら先陣を切ってそうした取組みに携われることは大きな喜びです。
確かに経理部の立場で様々なプロジェクトの組成に携わっていると、上田さんの言う再生可能エネルギーの例のように、時代の変化にアグレッシブに対応しようとする姿勢を強く感じます。その点、三菱商事グループというリソースを活用できることは大きな魅力でしょう。先ほど松隈さんから“コンサバ”という言葉が出ましたが、一方で自ら変革していこうとするアグレッシブな姿勢があるのも間違いありません。
当本部では既に納入した鉄道に係る保守案件を請け負うこともありますが、これは当社としての取組み実績があってこその成果と言えると思います。先輩方が築いてきた信頼は私たちの誇りでもあるし、その上にさらに信頼を積み重ねていかなくてはと思っています。
防衛の分野でも“三菱”というブランドのプレゼンスの高さを感じます。奥村さんと同じく、過去から積み上げてきた信頼があってのことなのは間違いありません。
学生時代の私は財務や会計とは無縁でしたので、入社してゼロから学びました。皆さんも話されていたように私も常に責任ある仕事を任され、背伸びしながら取組んできたので、自分でも成長を感じられています。こうした挑戦を通じて、自分でも気づかなかったポテンシャルを引き出してくれるのも、当社の魅力です。
一人ひとりが主体的に仕事に取組めるところが一番当社らしい点です。その環境を最大限に活かして力を発揮するためには、どんなことにも興味を持ち、臆せずに取組む姿勢が必須です。そんな資質を持った方とぜひ一緒に仕事がしたいですね。私たちにもきっと大きな刺激を与えてくれることでしょう。
仕事をする上で大切なのはコミュニケーション力です。ただそれは単なる話し上手ということではありません。相手が何を考えているか、何を求めているかを敏感に察し、先回りしてそれに応えられることが本当のコミュニケーション力でしょう。
同感です。相手の立場で考えられることは、営業に限らず、社会人として活躍する上で大切なことだと思います。その上で自分で考え、自分の意見を発信できる人に期待したいですね。
私もそう思います。我々は仕事で様々な立場の人と対峙しますが、人と人の間で板挟みになることが珍しくありません。そんなときでも逃げずに状況を打破するためには精神的にタフであると同時に、優れたコミュニケーション力を身につけておくことが必要です。もちろんそれは入社してからでも十分吸収できるので、「自分は人とコミュニケーションするのが苦手」と決めつけず、ぜひ前向きに挑戦してほしいですね。
コロナ禍での就職活動は、私たちには想像できないほど大変でしょう。逆境に負けず、ぜひ乗り越えてほしいと思います。自分が何がしたいか、道を見つけられずに悩まれる方もいると思いますが、今までの人生の中でこういうときにやりがいを感じた、心が動いた、と思ったことを大切にすれば、きっと自分に合った会社が見つかると思います。
就職活動では自分ならではの“軸”を持つことが大切とよく言われますが、これは就職後、社会人として働く上でも同様に大切なことだと思っています。就職活動は体力的にも精神的にも大変だと思いますが、ぜひ生涯ブレることのないような“軸”を見つけてください。
確かに就職活動って、将来どう生きていきたいかを見つける絶好のチャンスですよね。そのためにはとことん自分自身と向き合うことが大切だと思います。きっとその中から目指すべき将来像や働いている姿が見えてくるでしょう。
そういう“なりたい自分の姿”をゴールと定め、そこに向かってスタートを切るのが就職活動だと思うんです。そう考えればきっとワクワクしながら進んでいけるでしょう。応援しています。ぜひ頑張ってください。
※社員の所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。